廃棄太陽光パネルリサイクル装置
『PVリサイクルハンマー設備』
- 太陽電池モジュール排出見込量
- (出典)環境省HP「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第一版)」
太陽光パネルは、再生可能エネルギー電力の買取制度(FIT)、地産地消型の独立電源としての期待もあり、急速に普及しましたが、寿命や破損によって、廃棄量は最大年間約80万トン、約4,000万枚が排出されるとの試算もあります。
『PVリサイクルハンマー設備』は、廃棄太陽光パネルをゴミとせず、新たな資源として再活用するリサイクル装置です。
また、新たに1人で操作可能な全自動式や、セミオート式等のバリエーションを追加。出口を見据えたバックシートの破砕等も対応できるようになりました。
PVリサイクルハンマー設備
- 主な特徴
- 「PVリサイクルハンマー設備」は平面設置型のコンパクトな設備。
簡単、安全に廃棄太陽光パネルを、アルミ枠、端子ボックス、ガラス、パックシートに分離できます。
本体はアルミ枠分離装置とガラス分離装置で構成されています。アルミ枠分離装置はアルミ枠と同時に端子ボックスも分離でき、ガラス分離装置は1回の処理でほぼ完全にガラスを剥離回収します。
その回収ガラスはカレット状の大粒のガラスでハンドリングが容易です。
- PVフレームセパレーター
装置サイズ |
L3,100mm×W1,600mm×H2,000mm |
投入パネルサイズ |
L1,200mm~2,000mm ×W800mm~1,050mm |
処理能力 |
約400枚/日 |
電力量 |
油圧ユニットほか1式 5.5kW |
オプション |
吸着式パネル搬入出装置(0.4kW) |
- PVリサイクルハンマー
装置サイズ |
L6,800mm×W1,600mm×H1,150mm |
投入パネル幅 |
最大1,050mm |
処理能力 |
約240枚/日 |
電力量 |
前処理・ガラス分離式ほか1式 (ガラス回収・集塵含む) 30.5kW |
二段式バックシート破砕装置
- 主な特徴
- 本設備は二段式の破砕粉砕機となります。上部破砕室では斜伸油圧式プッシャーにて確実に対象物を捉え破砕処理を行います。下部粉砕室では上部にて落下してくる対象物を更に細かく粉砕します。スクリーンの穴径はお客様の要望に応じて製作致します。
- ①硬度の高いPP・ABS:PVC・PS等全ての材料に対応可能です。
- ②二段式のため、工場のレイアウトを無駄に使う事なく省スペースを実現できます。
- ③斜伸油圧式プッシャーにて確実に対象物を捉え破砕致します。
型式( MODEL) |
K-WST600型 |
投入口サイズ |
600×800mm |
上段破砕室 動力 |
22Kw(30HP) |
上段破砕室 ローダー径 |
Φ280mm |
油圧出力(斜伸油圧式プッシャー部) |
2.2Kw |
上段破砕室 スクリーン穴径 |
Φ40mm |
上段破砕室 ローダー回転数(N) |
60rpm |
下段粉砕室 動力 |
15Kw(20HP) |
下段粉砕室 ローダー回転数(N) |
700rpm |
下段粉砕室 スクリーン穴径 |
Φ8~12mm |
機械サイズ |
W2,200×D2,300×H2,750mm |